論文 "Combinatorial characterization of metastable luminous silver cations”がScientific Reports誌に掲載されました。正井博士(A02-2)、小野寺博士(A02-1)の連携による成果になります。個人線量計として用いられている銀添加リン酸塩ガラスについてAg L3端XANES測定、ラジオフォトルミネッセンス(RPL)測定、低温ESR測定、XANESシミュレーション、および、DFT計算を行いました。その結果、これまでの通説とは異なり、X線照射により、準安定なAg3+がガラス中に生成し、この銀種が線量の定量評価に用いられているRPLに寄与していることを明らかにしました。

論文: https://doi.org/10.1038/s41598-024-55014-8