論文"Direct microwave energy input on a single cation for outstanding selective catalysis"がScience Advances誌に出版されました。マイクロ波によって、ゼオライト細孔内の金属イオンを選択的に加熱することで、このイオンを反応場とするメタン酸化反応の速度および選択率が向上することを実証しました。放射光実験やシミュレーションを駆使して、この金属イオンが原子レベルで250℃以上の高温状態となっていることを突き止めました。岸本史直助教(第1、2期公募班A01)、谷口准教授(計画班A01-1)、脇原教授(計画班A01-2)らの共同研究によるものです。
[論文リンク][プレスリリース: 東京大学名古屋大学SPring-8