京都工芸繊維大学にて開催された第36回日本セラミックス協会秋季シンポジウムにおいて、本領域に関連する特定セッション「超秩序構造科学が創造する物性科学」が9月7日〜8日の2日間にわたって開催されました。今回の特定セッションでは21件の一般講演に加え、領域代表の林好一教授による基調講演、計画班A02-1の田尻寛男博士による招待講演が行われ、本領域の最新の研究成果と今後の展開、連携研究を中心に活発な議論が交わされました。さらに、9月7日の午後には本領域にも関連が深いガラス・液体分野の研究者を国内外からお招きした国際セッションも実施されました。海外からの招待講演はオンラインで実施されましたが、海外研究者によるガラス・液体の先端的な研究に関する講演を拝聴できたことは、特に若手の参加者にとって貴重な経験になったと思います。領域外からの参加者も多く見られ、本領域の対象となる「超秩序構造」に関する議論が講演の合間に交わされるなど、充実したセッションとなりました。