計画班A01-1の久保園教授、A02-1林教授らの論文"Pressure Dependence of Superconductivity in Alkaline Earth Metal-Doped FeSe: toward Completion of the Phase Diagram of Superconducting Transition Temperature Versus FeSe Layer Distance"がChemistry of Materials誌に出版されました。本成果は2価の金属原子をドーピングしたFeSeの圧力下での超伝導特性と結晶構造についての研究を通じて、超伝導転移温度とFeSe相関距離の相関がユニバーサルに理解できることを示したものです。具体的には、格子定数c(FeSe相関距離の2倍に相当)が17.5Åまでは、超伝導転移温度はcの増加とともに上昇するが、それ以上になるとcの増加とともにゆっくりと低下する。また14Åで急激な上昇(不連続ジャンプ)があるという関係が、ドーピング原子の価数に関係なく普遍的に成立することを明らかにしました。[論文リンク]