論文”Relationship between the boson peak and first sharp diffraction peak in glasses”が英国科学誌Scientific Reportsに掲載されました。A02-2の森龍也助教、A02-1の小原真司博士らの連携により、ガラス特有の振動現象であるボゾンピーク(BP)が、ガラスの中距離秩序(FSDP)により決定されるメカニズムを明らかにしました。ガラス内部の弾性不均一性の空間スケールがFSDPと一致し、BPの振動特性が普遍的に支配されることを定量的に示しました。
本成果は、熱伝導や機械的特性、さらにはテラヘルツ帯域における光学特性を自在に制御した新規ガラス材料設計への道を拓くものと期待されます。
論文:https://doi.org/10.1038/s41598-025-94454-8
プレスリリース:筑波大学、京都大学
