論文"Large Perpendicular Magnetic Anisotropy Induced by an Intersite Charge Transfer in Strained EuVO2H Films"がJournal of the American Chemical Societyに掲載されました。公募班A01の高津浩准教授らの研究グループは、酸素イオン(O2-)とヒドリドイオン(H-)が秩序配列するEuVO2Hという新しい酸水素化物の合成に成功しました。また、同物質に外部から圧力や薄膜応力を加えるとV3+とEu2+の間で電子の移動が起きること、ネオジム磁石に匹敵する巨大な磁気異方性が発現することを明らかにしました。無秩序になりがちなO2--やH-のアニオンを秩序配列することで新規な物性が発現したと考えられます。今後、超秩序構造の創成の観点からさらに開拓されていくことが期待できます。 [論文リンク] [プレスリリース]